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ばねの分類と種類(2)材料による分類 その1「鋼材ばね」

ばねの分類と種類について
ばねは多種多様な種類があり、大きさもさまざまです。
ばねの分類としては、大別すると下記のようなものがあります。
(1)ばねの形状による分類
(2)ばねの材料による分類
(3)ばねの製造方法による分類
(4)ばねの特性による分類
(5)ばねの用途による分類
>ばね製品紹介
ばねの材料による分類について
ばねの主な分類のうち、「(2)ばねの材料による分類」には、主として次のようなばねの種類があります。
1.金属ばねー鋼材ばね
2.金属ばねー非鋼材ばね
3.非金属ばね
ここでは、「(2)ばねの材料による分類」の「1.金属ばね-鋼材ばね」について説明します。
>(1)ばねの形状による分類について その1線ばね
>(1)ばねの形状による分類について その2板ばね
>(1)ばねの形状による分類について その3その他のばね
金属ばね「鋼材ばね」について
材料によるばねの分の中では、一般的には「金属ばね」が最もよく知られています。その金属ばねの中でも「鋼材」のばねが圧倒的に多く製造されています。
鋼材とは、主として鉄と炭素の合金をいいます。炭素の含有量を調整したり、他の金属成分を添加したりすることで、さまざまな性質の工業用加工金属を生成します。
>ばね材料の化学成分 「鋼」と「金属の五大元素」
>ばね材料の特殊な化学成分 その1
>ばね材料の特殊な化学成分 その2
>ばね材料の成分 鉄と鉄鉱石について
鋼材ばねの種類としては、硬鋼線のばね、ピアノ線のばね、オイルテンパー線のばね、ばね用ステンレス鋼線のばね、ばね用鋼帯のばねがあります。
順に説明していきます。
硬鋼線のばねについて
硬鋼線は最も一般的に使用されているばねの材料です。身の周りの日用品などに使用するばねは、硬鋼線のばねを使用すればまず問題ありません。
>硬鋼線の種類と化学成分
>硬鋼線の線径と引張強さ
ピアノ線のばねについて
ピアノ線は硬鋼線の高級バージョンです。化学成分調整や材料表面の傷、引張強さなど、硬鋼線よりも高品質なばね材料になります。ピアノ線のばねは、精密機械などに使用されています。
>ピアノ線の種類と化学成分
>ピアノ線の線径と引張強さ
>ピアノ線と硬鋼線
>ピアノ線と硬鋼線の化学成分の比較
オイルテンパー線のばねについて
オイルテンパー線は、熱処理を施したばね材料です。耐疲労性に優れた高強度なばねを製造することができます。自動車エンジンの弁ばねなどに使用されます。
>耐疲労ばねについて
>オイルテンパー線の種類と化学成分
>オイルテンパー線の線径と引張強さ
ばね用ステンレス鋼線のばねについて
ばね用ステンレス鋼線はクロムを10%以上添加した材料で、さびにくいという特徴があります。他のばね用鋼線に比べて引張強さは、やや弱めになります。
>ばね用ステンレス鋼線について
>ばね用ステンレス鋼線の種類と化学成分
>ばね用ステンレス鋼線の線径と引張強さ
>耐疲労ステンレス鋼線について
ばね用鋼帯のばねについて
ばね用鋼帯は、主に薄板ばねに使用される材料です。ばね用鋼帯には、ばね用冷間圧延鋼帯、ばね用ステンレス鋼帯、みがき特殊鋼帯の種類があります。
>板ばねの材料について
>板ばねの材料の種類と化学成分
>みがき特殊鋼帯の種類と化学成分

